ここが武林の分かれ道! ガガガ文庫より発売中の痛快武侠ノベル『武林クロスロード』シリーズ! その最新情報や制作裏話を、作者&イラストレイター自らが特設ブログでお送りいたします。女傑が振るうは万軍を制す刃、守るは華の如き美少女道士。暴虐の大地に炸裂する血と艶色の宴を、いざいざご覧あれ!!
(Rebis)
武侠に道士、女将軍…様々な力あるキャラクターに満ちた『武林クロスロード』の世界。
とはいえどんな武侠小説でも、武侠を支える名脇役の存在は欠かせません。
武侠モノの名脇役と言えば――軍師と幼女!
と、誰が言ったか知りませんが(このあいだ深見さんに言われました。多分騙されてると思います)、今回は『武林クロスロード』のバイプレイヤー、ホウショウとリランのご紹介です。
ホウショウは、とある街で湯屋兼宿屋を営む女主人。
三十路の熟れた体にけだるい雰囲気を漂わせた、風変わりな美女ですが……
実は彼女、かつては朝廷の名軍師だったのです。
一方リランはホウショウに仕える、召使いの少女。
常にホウショウの側にいて、主に献身的に仕えています。
「賢鳳」とまで呼ばれた名軍師ホウショウが、なぜたった一人の少女を連れて、宿屋の女主人に身をやつしているのか…? そして彼女らと、シュンライ・リョウカが出会った時に何が起こるのか?
そこは5月24日のお楽しみ! ということで、引き続きご注目いただけましたら幸いです。
おっと…そういえばホウショウが経営するのは「湯屋」ですが…
お風呂シーンって描くの楽しいですよね……!!
武侠に道士、女将軍…様々な力あるキャラクターに満ちた『武林クロスロード』の世界。
とはいえどんな武侠小説でも、武侠を支える名脇役の存在は欠かせません。
武侠モノの名脇役と言えば――軍師と幼女!
と、誰が言ったか知りませんが(このあいだ深見さんに言われました。多分騙されてると思います)、今回は『武林クロスロード』のバイプレイヤー、ホウショウとリランのご紹介です。
ホウショウは、とある街で湯屋兼宿屋を営む女主人。
三十路の熟れた体にけだるい雰囲気を漂わせた、風変わりな美女ですが……
実は彼女、かつては朝廷の名軍師だったのです。
一方リランはホウショウに仕える、召使いの少女。
常にホウショウの側にいて、主に献身的に仕えています。
「賢鳳」とまで呼ばれた名軍師ホウショウが、なぜたった一人の少女を連れて、宿屋の女主人に身をやつしているのか…? そして彼女らと、シュンライ・リョウカが出会った時に何が起こるのか?
そこは5月24日のお楽しみ! ということで、引き続きご注目いただけましたら幸いです。
おっと…そういえばホウショウが経営するのは「湯屋」ですが…
お風呂シーンって描くの楽しいですよね……!!
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(深見)
『武林クロスロード』に関係あるようなないような、そんな話を。
先日、俺とRebisさんと、共通の友人であるイラストレーター沈没さんとで
『かちこみ! ドラゴンタイガーゲート』
という香港映画を観てきました。
とても面白かったです……! さすが、武術指導ドニー・イェン。
今、世界一のアクションを撮る男です。
手技が速い! 速いだけじゃなくて複雑!
ラストバトルの迫力はまさに空前絶後。
「ああ、俺もがんばんなきゃ!」と刺激を受けました。
で、今回はそんな香港映画について。
香港映画の下地には、武侠小説が存在する。
香港の映画人たちは武侠小説を読んで育ち、
武侠小説を原作にした映画にこだわりがある。
たとえばチャウ・シンチーの映画『カンフーハッスル』に原作はないが、
その内容は、数々の武侠小説へのオマージュとパロディで溢れている。
世界で活躍する香港映画出身の監督で、
武侠小説原作の映画を撮ったことがない人は一人もいないのではなかろうか。
香港映画は、ハリウッド映画さえも変えてしまった。
かつてのハリウッド映画では、
「武術の達人」が主人公になるということがなかった。
シュワルツネッガーのような筋肉質な大男が出てきて、
テクニックではなくパワーにものを言わせて敵を倒す。
かなり大雑把なアクションが主流だった。
しかし、香港映画は違った。
常識的には不可能なハチャメチャな立ち回りを演じつつも、
武術的なディティールにはかなり気をつかっている。
パワフルかつ繊細な香港映画の立ち回り。
映画の歴史を変えた作品を少し紹介したい。
まず、絶対に忘れてはいけないのはキン・フー監督の
『大酔侠』
だろう。
本格的な香港映画のはしりであり、
当時は本当に珍しい「戦うヒロイン」の映画でもあった。
1966年公開、主演はチェン・ペイペイ。
女性が主人公でありながら、甘い展開がほとんどない点がすごい。
この映画における、一対多の立ち回りを美しく魅せるカメラワークやカット割りは、後の作品にまで多大な影響を与えた。
さらに革命的だったのが、ブルース・リーの映画。
彼の作品のアクションは、映画的なケレンミを意識しつつ、
しかし実戦のリアリティがほのかに残っていた。
『ドラゴン危機一髪!』『ドラゴンへの道』『燃えよドラゴン』あたりは、
今見ても本当に面白い……!
『燃えよドラゴン』の前半では、
ブルース・リーVSブレイク前のサモハンという豪華な対決が観賞できる。
オープンフィンガーグローブを着用し、打撃だけでなく関節技まで使うそのスパーリングは、総合格闘技ブームの完全な先取りだった。とても30年前の映画とは思えない。今でも、ハリウッド映画の立ち回りはブルース・リーに追いついていない。
ブルース・リーの死亡以降、やや低迷する香港映画界。
その状況に活を入れたのが、ツイ・ハークだった。
香港映画といえば、人間を空に飛ばすワイヤーアクション。
ワイヤーアクションを最も効果的に使うのが、
ツイ・ハーク監督と武術指導ユエン・ウーピンのコンビ。
このコンビは、リー・リンチェイ(ジェット・リー)を主演に据えた、
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズで世界の度肝を抜いた。
中国拳法のテクニック、武侠の超人性、一風変わった状況での戦い……。
ツイ・ハークの作品には、香港映画のすべてが詰まっている。
深見にとってのキング。キングオブ香港映画だ。
ツイ・ハーク監督作品には、一目見ただけでは何がなんだか判らない奇妙な武器がよく出てくるのも楽しい。ワンチャイ第二作『天地大乱』で登場した布の槍。『刀』で登場した、鎖つきの短刀。『セブンソード』に登場した殺人傘や連結剣。
どう見ても武器に見えない「それ」が、戦闘になると実に見事な動きを見せる……! そこが本当にたまらないのだ。
ツイ・ハークも武侠小説にこだわりを持つ映画人の一人。
『新蜀山劍侠』(邦題、蜀山奇傳 天空の剣)や、
『七劍下天山』(邦題、セブンソード)などなど、
武侠小説を原作にした映画を何本も撮っている。
ハマればハマるほど奥深い香港映画の世界。
深見の人生は、武侠小説と香港映画に多大な影響を受けている。
受けた影響を、ストレートに吐き出そうと思って書き始めたのが、
『武林クロスロード』だ。
『武林クロスロード』に関係あるようなないような、そんな話を。
先日、俺とRebisさんと、共通の友人であるイラストレーター沈没さんとで
『かちこみ! ドラゴンタイガーゲート』
という香港映画を観てきました。
とても面白かったです……! さすが、武術指導ドニー・イェン。
今、世界一のアクションを撮る男です。
手技が速い! 速いだけじゃなくて複雑!
ラストバトルの迫力はまさに空前絶後。
「ああ、俺もがんばんなきゃ!」と刺激を受けました。
で、今回はそんな香港映画について。
香港映画の下地には、武侠小説が存在する。
香港の映画人たちは武侠小説を読んで育ち、
武侠小説を原作にした映画にこだわりがある。
たとえばチャウ・シンチーの映画『カンフーハッスル』に原作はないが、
その内容は、数々の武侠小説へのオマージュとパロディで溢れている。
世界で活躍する香港映画出身の監督で、
武侠小説原作の映画を撮ったことがない人は一人もいないのではなかろうか。
香港映画は、ハリウッド映画さえも変えてしまった。
かつてのハリウッド映画では、
「武術の達人」が主人公になるということがなかった。
シュワルツネッガーのような筋肉質な大男が出てきて、
テクニックではなくパワーにものを言わせて敵を倒す。
かなり大雑把なアクションが主流だった。
しかし、香港映画は違った。
常識的には不可能なハチャメチャな立ち回りを演じつつも、
武術的なディティールにはかなり気をつかっている。
パワフルかつ繊細な香港映画の立ち回り。
映画の歴史を変えた作品を少し紹介したい。
まず、絶対に忘れてはいけないのはキン・フー監督の
『大酔侠』
だろう。
本格的な香港映画のはしりであり、
当時は本当に珍しい「戦うヒロイン」の映画でもあった。
1966年公開、主演はチェン・ペイペイ。
女性が主人公でありながら、甘い展開がほとんどない点がすごい。
この映画における、一対多の立ち回りを美しく魅せるカメラワークやカット割りは、後の作品にまで多大な影響を与えた。
さらに革命的だったのが、ブルース・リーの映画。
彼の作品のアクションは、映画的なケレンミを意識しつつ、
しかし実戦のリアリティがほのかに残っていた。
『ドラゴン危機一髪!』『ドラゴンへの道』『燃えよドラゴン』あたりは、
今見ても本当に面白い……!
『燃えよドラゴン』の前半では、
ブルース・リーVSブレイク前のサモハンという豪華な対決が観賞できる。
オープンフィンガーグローブを着用し、打撃だけでなく関節技まで使うそのスパーリングは、総合格闘技ブームの完全な先取りだった。とても30年前の映画とは思えない。今でも、ハリウッド映画の立ち回りはブルース・リーに追いついていない。
ブルース・リーの死亡以降、やや低迷する香港映画界。
その状況に活を入れたのが、ツイ・ハークだった。
香港映画といえば、人間を空に飛ばすワイヤーアクション。
ワイヤーアクションを最も効果的に使うのが、
ツイ・ハーク監督と武術指導ユエン・ウーピンのコンビ。
このコンビは、リー・リンチェイ(ジェット・リー)を主演に据えた、
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズで世界の度肝を抜いた。
中国拳法のテクニック、武侠の超人性、一風変わった状況での戦い……。
ツイ・ハークの作品には、香港映画のすべてが詰まっている。
深見にとってのキング。キングオブ香港映画だ。
ツイ・ハーク監督作品には、一目見ただけでは何がなんだか判らない奇妙な武器がよく出てくるのも楽しい。ワンチャイ第二作『天地大乱』で登場した布の槍。『刀』で登場した、鎖つきの短刀。『セブンソード』に登場した殺人傘や連結剣。
どう見ても武器に見えない「それ」が、戦闘になると実に見事な動きを見せる……! そこが本当にたまらないのだ。
ツイ・ハークも武侠小説にこだわりを持つ映画人の一人。
『新蜀山劍侠』(邦題、蜀山奇傳 天空の剣)や、
『七劍下天山』(邦題、セブンソード)などなど、
武侠小説を原作にした映画を何本も撮っている。
ハマればハマるほど奥深い香港映画の世界。
深見の人生は、武侠小説と香港映画に多大な影響を受けている。
受けた影響を、ストレートに吐き出そうと思って書き始めたのが、
『武林クロスロード』だ。
(Rebis)
武侠シュンライと少女道士リョウカが挑む、『武林クロスロード』の世界。
果たしてそこには、いかなる難敵が待ち受けているのでしょうか!?
今日はその中から、すでに公式サイトでも名前が出ているキャラクター
「ヒュンラ」をご紹介しようと思います。
ルカン朝廷・南部第一軍の大将ヒュンラは、常勝無敗の女将軍。
齢は二十八にして絶世の美女、誇り高き名家の生まれ。
鍛え抜かれた外功(=皮膚や筋肉といった肉体外面の修業)ゆえに鎧を着る必要が無いほどの、恐るべき武術の達人です。
実は『武林クロスロード』の中には、たった一人だけ、最初のキャラ表から起こされたデザイン第一稿のまま採用されたキャラクターがいました。それが彼女、ヒュンラだったのです。天から一撃でイメージが下りてきた、希有なキャラと言えましょう。
そんなヒュンラに、これまた1つだけ、深見さんは驚異の力を追加しました。
デザイン画で彼女が持つのは、「九節鞭」という優雅な軟兵器です。
しかし『武林クロスロード』本編で彼女が振るうモノ、それは……
おっと、これ以上語っては、皇帝バラカン・ルカン陛下の不興を買ってしまうかもしれません。
くわばらくわばら、ヒュンラ将軍の真の武器につきましては、皆様どうか本編でのお確かめを…!
武侠シュンライと少女道士リョウカが挑む、『武林クロスロード』の世界。
果たしてそこには、いかなる難敵が待ち受けているのでしょうか!?
今日はその中から、すでに公式サイトでも名前が出ているキャラクター
「ヒュンラ」をご紹介しようと思います。
ルカン朝廷・南部第一軍の大将ヒュンラは、常勝無敗の女将軍。
齢は二十八にして絶世の美女、誇り高き名家の生まれ。
鍛え抜かれた外功(=皮膚や筋肉といった肉体外面の修業)ゆえに鎧を着る必要が無いほどの、恐るべき武術の達人です。
実は『武林クロスロード』の中には、たった一人だけ、最初のキャラ表から起こされたデザイン第一稿のまま採用されたキャラクターがいました。それが彼女、ヒュンラだったのです。天から一撃でイメージが下りてきた、希有なキャラと言えましょう。
そんなヒュンラに、これまた1つだけ、深見さんは驚異の力を追加しました。
デザイン画で彼女が持つのは、「九節鞭」という優雅な軟兵器です。
しかし『武林クロスロード』本編で彼女が振るうモノ、それは……
おっと、これ以上語っては、皇帝バラカン・ルカン陛下の不興を買ってしまうかもしれません。
くわばらくわばら、ヒュンラ将軍の真の武器につきましては、皆様どうか本編でのお確かめを…!
皆様たくさんのweb拍手&コメント、ありがとうございます!
せっかくの合同運営ブログなので、今回は二人でレスという形式に挑戦してみました。
Rebis:ここからは深見さんとRebisの二人でweb拍手レスをお送りいたします! ちょっとラジオ風?
深見真:OK
Rebis:えっと、ではまず最初のweb拍手…
深見真:カモンDJ
「Rebisさまへ。アクセル全開というか、ヤリスギ!? とも思える(^^)美麗かつ迫力の絵ですね。」
Rebis:二人で…とか言って、いきなり俺宛ッスね(笑)
深見真:まだまだ、ブログで公開してるのは序の口。本編はもっとやりすぎてるんでご期待を
Rebis:アレですね。フリーザ様的に言うと「私はまだ2段階変身を残しています」ですね。しかし最終形態になってしまうと成人向になってしまうので、それ以上いけない!
「武林すげええええ! 必ず買います!」
Rebis:これはストレートで嬉しいですね。
深見真:この人、なにをすごいと思ったんだろ。パンダかな。
Rebis:確か日本語で目的語が省略されてる場合は、パンダのことを指す…でしたよね。高校ぐらいで習った。
深見真:わかりにくいボケだなあ
Rebis:まあ冗談はさておき、超嬉しいです! お買いあげ下さって後悔ない作品になってると思います!
「キャラがいい! 表紙も色々な意味でいい!(笑)」
深見真:色々な意味って!(笑)
Rebis:まあまあいいじゃないですか…そんな詳細な記述を要求するweb拍手はイヤだ(笑)。皆様、「すげえ」とか「色々」とかで全然OKですので、どんどんお声をお寄せ下さいー!
深見真:しかし、本編が発売されてないから仕方ないけど、Rebisさんの絵の話ばっかりだな(笑
Rebis:いやいやありがたいことです。なにしろこれだけ極端なキャラを「いい」と言って下さるのが、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
深見真:だねえ。マジ感謝です。
「リョウカかわいいですねー。公式にシュンライを「よみがえらせた」とありますが、どういうことなんでしょう」
Rebis:お、これは内容がバレすぎない程度に、しっかりお答えしないと…
深見真:これはアレです。少林サッカーとかカンフーハッスル的なアレです。男たちの挽歌2で、チョウ・ユンファが頭がおかしくなったルンさんを復活させるじゃん、あんな感じでもいいや。
Rebis:分かりにくいうえに微妙に違いませんかそれ?(笑) それだとホラ、冴えないラーメン屋になってるシュンライを、リョウカが精神的に甦らせるみたいに聞こえる(笑)
深見真:違うかな
Rebis:違うでしょ(笑)そうじゃなくて、孫悟空を三蔵法師が復活させるとかみたいな……まあつまり、復活してゾンビやキョンシーとか、「ザオリク!」とか、そういう意味での「甦り」「黄泉返り」ではないです。比喩的な意味ですかね~。
深見真:イエー
「ブログ、一通り読ませて頂きました。ふわああ、楽しみ!」
Rebis:ご覧頂いてありがとうございます…! ふわああ って可愛いッスね
深見真:俺とRebisさんが、頑張って書いた珍文、楽しんでいただけたら幸いです
Rebis:お、珍しくボケが無かった
「武林がきっかけで武侠小説を読みたくなったら、どの辺りが入口としてオススメでしょうか?」
Rebis:これはオイラぁ『笑傲江湖』しか読んでないので、ぜひ深見さんに
深見真:金庸でしょう。山田風太郎より読みやすい。どれから入っても面白いですよ。
Rebis:確か『笑傲江湖』がもうすぐ文庫化ですよね。
深見真:もう文庫化されてなかったっけ? 徳間で。勘違いかな?
Rebis:あれ、そうだっけ…ぐぐろう(笑)――文庫1巻が6月1日発売ですね。
深見真:なるほどー
Rebis:武侠小説は徳間書店さんが結構出してるので、武林>武侠>ヤングガンというコースで、ぜひぜひお買いあげ下さい!
深見真:射鵰英雄傳と書剣恩仇録なんかは、もう文庫化されてるし、話も面白い! おすすめです。
「本編、かなりエロかったりするんでしょうか……? ドキドキです」
Rebis:「女の子同士」とか「溢れ出るセックス&バイオレンス」とか、これまでちょっとキーワードが出ちゃってますね。
深見真:うーん、まだ詳しく話せないのですよ。ただ、これを読んだ山下先生は「核弾頭」と。お察しください(笑
まあとにかく、ここから先はぜひ発売日に、って感じでしょうか
Rebis:そっすねえ…じゃあ俺からは「思いっきり描いたら、何カ所か編集様に怒られました」ってことで…!
Rebis:というわけで、今回のweb拍手はここまで!
深見真:あい、コメント送ってくれた皆様ありがとうございましたー!
Rebis:毎回この形式でお送りできるか分かりませんが、皆様またお会いいたしましょ~!
せっかくの合同運営ブログなので、今回は二人でレスという形式に挑戦してみました。
Rebis:ここからは深見さんとRebisの二人でweb拍手レスをお送りいたします! ちょっとラジオ風?
深見真:OK
Rebis:えっと、ではまず最初のweb拍手…
深見真:カモンDJ
「Rebisさまへ。アクセル全開というか、ヤリスギ!? とも思える(^^)美麗かつ迫力の絵ですね。」
Rebis:二人で…とか言って、いきなり俺宛ッスね(笑)
深見真:まだまだ、ブログで公開してるのは序の口。本編はもっとやりすぎてるんでご期待を
Rebis:アレですね。フリーザ様的に言うと「私はまだ2段階変身を残しています」ですね。しかし最終形態になってしまうと成人向になってしまうので、それ以上いけない!
「武林すげええええ! 必ず買います!」
Rebis:これはストレートで嬉しいですね。
深見真:この人、なにをすごいと思ったんだろ。パンダかな。
Rebis:確か日本語で目的語が省略されてる場合は、パンダのことを指す…でしたよね。高校ぐらいで習った。
深見真:わかりにくいボケだなあ
Rebis:まあ冗談はさておき、超嬉しいです! お買いあげ下さって後悔ない作品になってると思います!
「キャラがいい! 表紙も色々な意味でいい!(笑)」
深見真:色々な意味って!(笑)
Rebis:まあまあいいじゃないですか…そんな詳細な記述を要求するweb拍手はイヤだ(笑)。皆様、「すげえ」とか「色々」とかで全然OKですので、どんどんお声をお寄せ下さいー!
深見真:しかし、本編が発売されてないから仕方ないけど、Rebisさんの絵の話ばっかりだな(笑
Rebis:いやいやありがたいことです。なにしろこれだけ極端なキャラを「いい」と言って下さるのが、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
深見真:だねえ。マジ感謝です。
「リョウカかわいいですねー。公式にシュンライを「よみがえらせた」とありますが、どういうことなんでしょう」
Rebis:お、これは内容がバレすぎない程度に、しっかりお答えしないと…
深見真:これはアレです。少林サッカーとかカンフーハッスル的なアレです。男たちの挽歌2で、チョウ・ユンファが頭がおかしくなったルンさんを復活させるじゃん、あんな感じでもいいや。
Rebis:分かりにくいうえに微妙に違いませんかそれ?(笑) それだとホラ、冴えないラーメン屋になってるシュンライを、リョウカが精神的に甦らせるみたいに聞こえる(笑)
深見真:違うかな
Rebis:違うでしょ(笑)そうじゃなくて、孫悟空を三蔵法師が復活させるとかみたいな……まあつまり、復活してゾンビやキョンシーとか、「ザオリク!」とか、そういう意味での「甦り」「黄泉返り」ではないです。比喩的な意味ですかね~。
深見真:イエー
「ブログ、一通り読ませて頂きました。ふわああ、楽しみ!」
Rebis:ご覧頂いてありがとうございます…! ふわああ って可愛いッスね
深見真:俺とRebisさんが、頑張って書いた珍文、楽しんでいただけたら幸いです
Rebis:お、珍しくボケが無かった
「武林がきっかけで武侠小説を読みたくなったら、どの辺りが入口としてオススメでしょうか?」
Rebis:これはオイラぁ『笑傲江湖』しか読んでないので、ぜひ深見さんに
深見真:金庸でしょう。山田風太郎より読みやすい。どれから入っても面白いですよ。
Rebis:確か『笑傲江湖』がもうすぐ文庫化ですよね。
深見真:もう文庫化されてなかったっけ? 徳間で。勘違いかな?
Rebis:あれ、そうだっけ…ぐぐろう(笑)――文庫1巻が6月1日発売ですね。
深見真:なるほどー
Rebis:武侠小説は徳間書店さんが結構出してるので、武林>武侠>ヤングガンというコースで、ぜひぜひお買いあげ下さい!
深見真:射鵰英雄傳と書剣恩仇録なんかは、もう文庫化されてるし、話も面白い! おすすめです。
「本編、かなりエロかったりするんでしょうか……? ドキドキです」
Rebis:「女の子同士」とか「溢れ出るセックス&バイオレンス」とか、これまでちょっとキーワードが出ちゃってますね。
深見真:うーん、まだ詳しく話せないのですよ。ただ、これを読んだ山下先生は「核弾頭」と。お察しください(笑
まあとにかく、ここから先はぜひ発売日に、って感じでしょうか
Rebis:そっすねえ…じゃあ俺からは「思いっきり描いたら、何カ所か編集様に怒られました」ってことで…!
Rebis:というわけで、今回のweb拍手はここまで!
深見真:あい、コメント送ってくれた皆様ありがとうございましたー!
Rebis:毎回この形式でお送りできるか分かりませんが、皆様またお会いいたしましょ~!
(Rebis)
ネオン煌めく高層ビル群。ときおり響く銃声とサイレン。
巨大都市に居を構える国際犯罪組織「ロス・アルセノテリス」。
地下で漫画を売りさばき、大量の武器と麻薬を密輸するマフィアのボス――それがRebisの裏の顔です。
もちろん嘘なのですが、勘違いした「ハイブリッド」の白猫さんがRebisに連絡をくれるかも知れないので、今回は嘘で嘘を塗り固めてお送りいたします。
さてさて、「ロス・アルセノテリス」の本拠地に帰還したRebisは、早速幹部AとBを呼びつけ、「リョウカをいかにデザインするか」という作戦会議に入りました。
「可愛い十四歳の美少女道士……巨乳、そして眼鏡っこ…それが先方のご希望だ」
アマゾンから取り寄せた上物の違法ゴーヤ茶をすすりつつ、幹部に語るRebis。
「やりましたねボス。深見真といえばトップクラスの殺し屋…この仕事をこなせばデカイっすよ」
「でもボス、それだけじゃブツのデザインを絞り込みにくいんじゃ?」
二人の忠実な幹部は、巧みにRebisの創作意欲を刺激します。
「そうだな…道士という基本ラインは維持しつつ、どこか和を感じさせるモチーフも入れていきたい。例えば髪も単なるチャイナお団子ではなく、みずら(大和時代の男子の髪型)に似たフォルムにしていこう。それに…」
「ビキニだな」
『は!?』
「深見真は水着が大好きだと聞く。ビキニは欠かせないだろう」
『はあ』
顔を見合わせる幹部たち。
とはいえRebisは人殺しを屁とも思わない、トップヤングガンと超人エージェント以外には怖いものが無いという犯罪王です。ボスには口答えしないと決めたようでした。
「それと…」
「ミニスカートだな」
『は?』
「深見真作品にミニスカートの女子高生は欠かせないだろう」
「ちょ…ボスっ…道士で和風でビキニでミニスカですか!? そ、そんなのどうやって描くおつもりで…」
「そうッスよ…あっしぁミニスカは股下ゼロセンチしか認めませんよ!?」
混乱する幹部たち。特に一人は動転して訳の分からないことを言っています。
「まあ、ここは俺に任せておきな!」
「……やっぱRebisさんは変態だー」
「また始まったよ…」
「え? あ、ちょっと、急に素に戻らないでよ!? な、なにその目…可哀相な子を見るような目ッ! 描けるって! ほんと…描けますよ…多分…? ど、どう組み合わせるのか、俺もわかんないけど…描けるよおおお!?」
と、そんなやり取りが、半分嘘で半分本当でございまして!
結果産まれたリョウカのデザイン第一稿がこちら!
あどけなさ残る美貌に、柔らかな胸。
それでいて瞳の芯には強さを秘め、世界を変える力を追い求める少女――リョウカ。
デザイン第一稿は深見さんと編集さんのチェックを同時に受け、わずかな変更点(瞳の色をエメラルドグリーンにする…など)があったのみで、一発クリアいたしました。
正直Rebisも驚っ…いや、「ロス・アルセノテリス」の恐るべき犯罪計画が、また一つ成功してしまったのです!
まだまだここでは話せませんが、数奇な天命を以て旅に出る少女・リョウカ。
彼女がシュンライの絶大な力と出会った時、『武林クロスロード』の歯車は回り始めます。
シュンライの腕に抱かれ、天高く舞うリョウカ――表紙イラストは、そんなイメージで描かれました。
時代と戦う二人を待ち受けるは、勝利か惨劇か、はたまたその両方か。
続きはまたの講釈で!
ネオン煌めく高層ビル群。ときおり響く銃声とサイレン。
巨大都市に居を構える国際犯罪組織「ロス・アルセノテリス」。
地下で漫画を売りさばき、大量の武器と麻薬を密輸するマフィアのボス――それがRebisの裏の顔です。
もちろん嘘なのですが、勘違いした「ハイブリッド」の白猫さんがRebisに連絡をくれるかも知れないので、今回は嘘で嘘を塗り固めてお送りいたします。
さてさて、「ロス・アルセノテリス」の本拠地に帰還したRebisは、早速幹部AとBを呼びつけ、「リョウカをいかにデザインするか」という作戦会議に入りました。
「可愛い十四歳の美少女道士……巨乳、そして眼鏡っこ…それが先方のご希望だ」
アマゾンから取り寄せた上物の違法ゴーヤ茶をすすりつつ、幹部に語るRebis。
「やりましたねボス。深見真といえばトップクラスの殺し屋…この仕事をこなせばデカイっすよ」
「でもボス、それだけじゃブツのデザインを絞り込みにくいんじゃ?」
二人の忠実な幹部は、巧みにRebisの創作意欲を刺激します。
「そうだな…道士という基本ラインは維持しつつ、どこか和を感じさせるモチーフも入れていきたい。例えば髪も単なるチャイナお団子ではなく、みずら(大和時代の男子の髪型)に似たフォルムにしていこう。それに…」
「ビキニだな」
『は!?』
「深見真は水着が大好きだと聞く。ビキニは欠かせないだろう」
『はあ』
顔を見合わせる幹部たち。
とはいえRebisは人殺しを屁とも思わない、トップヤングガンと超人エージェント以外には怖いものが無いという犯罪王です。ボスには口答えしないと決めたようでした。
「それと…」
「ミニスカートだな」
『は?』
「深見真作品にミニスカートの女子高生は欠かせないだろう」
「ちょ…ボスっ…道士で和風でビキニでミニスカですか!? そ、そんなのどうやって描くおつもりで…」
「そうッスよ…あっしぁミニスカは股下ゼロセンチしか認めませんよ!?」
混乱する幹部たち。特に一人は動転して訳の分からないことを言っています。
「まあ、ここは俺に任せておきな!」
「……やっぱRebisさんは変態だー」
「また始まったよ…」
「え? あ、ちょっと、急に素に戻らないでよ!? な、なにその目…可哀相な子を見るような目ッ! 描けるって! ほんと…描けますよ…多分…? ど、どう組み合わせるのか、俺もわかんないけど…描けるよおおお!?」
と、そんなやり取りが、半分嘘で半分本当でございまして!
結果産まれたリョウカのデザイン第一稿がこちら!
あどけなさ残る美貌に、柔らかな胸。
それでいて瞳の芯には強さを秘め、世界を変える力を追い求める少女――リョウカ。
デザイン第一稿は深見さんと編集さんのチェックを同時に受け、わずかな変更点(瞳の色をエメラルドグリーンにする…など)があったのみで、一発クリアいたしました。
正直Rebisも驚っ…いや、「ロス・アルセノテリス」の恐るべき犯罪計画が、また一つ成功してしまったのです!
まだまだここでは話せませんが、数奇な天命を以て旅に出る少女・リョウカ。
彼女がシュンライの絶大な力と出会った時、『武林クロスロード』の歯車は回り始めます。
シュンライの腕に抱かれ、天高く舞うリョウカ――表紙イラストは、そんなイメージで描かれました。
時代と戦う二人を待ち受けるは、勝利か惨劇か、はたまたその両方か。
続きはまたの講釈で!
(Rebis)
シュンライが双鉤使いから、褐色の「拳神雷」へと生まれ変わりつつあった時期。
深見さんとRebisは、もう1人の主人公についての構想に苦戦しておりました。
はてさて、シュンライのパートナーはどのような娘が良いか……
同じくらい強いヒロイン? 従者のような少女? 意外にも幼女とか?
しかし、何回目かの打ち合わせの最中。
静かなエレベーターの中で、Rebisは一つの提案をしました。
「やはり、武侠世界やシュンライに対して、読者に近い視点に立てるキャラが要ると思う。
あくまで超人ではなく、どこか日本的な、現代的な雰囲気も持たせたような…
中華的なキャラ名ばかりでは読者も覚えにくいし、名前にもちょっと和風の香りを…」
そこまで言った瞬間、深見さんがギラリと殺し屋の目をします。
「今ので大体つかめた!」
コレです、コレ。
何かの提案やアイデアに対して、「今ので大体つかめたよ」と応える深見さん。
その瞬間、彼の中では一気にイメージが広がり、脳内で煮詰められていたアイデアの渦が一気に結合している――っぽいのです。
この状態の深見さんは、良い仕事をするぜ――
と悟ったRebisは、それ以上キャラ設定についてアレコレ提案することもなく、打ち合わせの場を去りました。
そして届いた『武林クロスロード』オープニング初稿。
シュンライの変化に激震しつつも、Rebisはもう一人のヒロインと向き合います。
その名はリョウカ。
ルカン朝圧制下、辺境で神仙道を学ぶ美少女道士。
その身と過去に秘密を秘めながら、健気な心で残酷な時代に挑む、『武林クロスロード』第二の主人公です。
シュンライが双鉤使いから、褐色の「拳神雷」へと生まれ変わりつつあった時期。
深見さんとRebisは、もう1人の主人公についての構想に苦戦しておりました。
はてさて、シュンライのパートナーはどのような娘が良いか……
同じくらい強いヒロイン? 従者のような少女? 意外にも幼女とか?
しかし、何回目かの打ち合わせの最中。
静かなエレベーターの中で、Rebisは一つの提案をしました。
「やはり、武侠世界やシュンライに対して、読者に近い視点に立てるキャラが要ると思う。
あくまで超人ではなく、どこか日本的な、現代的な雰囲気も持たせたような…
中華的なキャラ名ばかりでは読者も覚えにくいし、名前にもちょっと和風の香りを…」
そこまで言った瞬間、深見さんがギラリと殺し屋の目をします。
「今ので大体つかめた!」
コレです、コレ。
何かの提案やアイデアに対して、「今ので大体つかめたよ」と応える深見さん。
その瞬間、彼の中では一気にイメージが広がり、脳内で煮詰められていたアイデアの渦が一気に結合している――っぽいのです。
この状態の深見さんは、良い仕事をするぜ――
と悟ったRebisは、それ以上キャラ設定についてアレコレ提案することもなく、打ち合わせの場を去りました。
そして届いた『武林クロスロード』オープニング初稿。
シュンライの変化に激震しつつも、Rebisはもう一人のヒロインと向き合います。
その名はリョウカ。
ルカン朝圧制下、辺境で神仙道を学ぶ美少女道士。
その身と過去に秘密を秘めながら、健気な心で残酷な時代に挑む、『武林クロスロード』第二の主人公です。
(深見)
いよいよ公式でも情報が公開されました。
詳しくは下記のアドレスにて。
ガガガ文庫公式HPラインナップ
表紙も、小さくですが公開。
なんというか、かなりインパクトのある表紙なので、
早く本屋に並んでいるところを見てみたいです……!
さて、今回の作品のキーワードとなる武侠とは?
ここで少し説明させていただきたい。
いわゆる武侠小説の定義は曖昧で、
『三国志演義』や『水滸伝』もそうではないかという人もいる。
一般的には金庸や古龍の武侠小説が有名。
しかし近年最も注目された武侠作品といえば、王度廬の作品『臥虎蔵龍』だろう。
『臥虎蔵龍』は、『グリーン・デスティニー』として映画化され、
見事ハリウッドでアカデミー賞の栄冠を勝ち取った。
武侠の「侠」は、任侠の「侠」。
「侠」とは、強気をくじき弱きを助ける気性のこととされる。
要するに「正義」のことだ。
武術をもって「侠」の精神を貫くものこそが武侠である。
しかし、百人武侠がいれば百の正義が存在する。
中国の武侠小説の登場人物には、ちょっとおかしいヤツが多い。
武侠小説の源泉『水滸伝』の英雄黒旋風李逵(りき)は、短気で粗暴。すぐに人を殺し、女子供を巻き込んでも平気で、たまに敵を食べちゃったりもする。
しかしそんなハチャメチャな黒旋風李逵、中国では『水滸伝』の登場人物の中でも一、二を争う絶大な人気を誇るという。
それはなぜか?
李逵はメチャクチャながらも、梁山泊の主・宋江には子供の様に純真な忠誠心を持っている。宋江のためになら死んでもいいと思っている。その純粋さこそが李逵にとっての正義──「侠」であり、それを貫く限り李逵は武侠なのだ。だからこそ、李逵は人気を博することができた。
武侠とは、自分を貫くこと。
そのための強さを身につけたものたちのこと。
『武林クロスロード』にも、数多くの武侠たちが登場する。
彼女らの貫くべき「侠」とは何か。
ぜひ、読者の皆様に見極めてほしい。
いよいよ公式でも情報が公開されました。
詳しくは下記のアドレスにて。
ガガガ文庫公式HPラインナップ
表紙も、小さくですが公開。
なんというか、かなりインパクトのある表紙なので、
早く本屋に並んでいるところを見てみたいです……!
さて、今回の作品のキーワードとなる武侠とは?
ここで少し説明させていただきたい。
いわゆる武侠小説の定義は曖昧で、
『三国志演義』や『水滸伝』もそうではないかという人もいる。
一般的には金庸や古龍の武侠小説が有名。
しかし近年最も注目された武侠作品といえば、王度廬の作品『臥虎蔵龍』だろう。
『臥虎蔵龍』は、『グリーン・デスティニー』として映画化され、
見事ハリウッドでアカデミー賞の栄冠を勝ち取った。
武侠の「侠」は、任侠の「侠」。
「侠」とは、強気をくじき弱きを助ける気性のこととされる。
要するに「正義」のことだ。
武術をもって「侠」の精神を貫くものこそが武侠である。
しかし、百人武侠がいれば百の正義が存在する。
中国の武侠小説の登場人物には、ちょっとおかしいヤツが多い。
武侠小説の源泉『水滸伝』の英雄黒旋風李逵(りき)は、短気で粗暴。すぐに人を殺し、女子供を巻き込んでも平気で、たまに敵を食べちゃったりもする。
しかしそんなハチャメチャな黒旋風李逵、中国では『水滸伝』の登場人物の中でも一、二を争う絶大な人気を誇るという。
それはなぜか?
李逵はメチャクチャながらも、梁山泊の主・宋江には子供の様に純真な忠誠心を持っている。宋江のためになら死んでもいいと思っている。その純粋さこそが李逵にとっての正義──「侠」であり、それを貫く限り李逵は武侠なのだ。だからこそ、李逵は人気を博することができた。
武侠とは、自分を貫くこと。
そのための強さを身につけたものたちのこと。
『武林クロスロード』にも、数多くの武侠たちが登場する。
彼女らの貫くべき「侠」とは何か。
ぜひ、読者の皆様に見極めてほしい。
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