忍者ブログ
ここが武林の分かれ道! ガガガ文庫より発売中の痛快武侠ノベル『武林クロスロード』シリーズ! その最新情報や制作裏話を、作者&イラストレイター自らが特設ブログでお送りいたします。女傑が振るうは万軍を制す刃、守るは華の如き美少女道士。暴虐の大地に炸裂する血と艶色の宴を、いざいざご覧あれ!!
Admin・:*:・Write・:*:・Comment
[10]  [9]  [8]  [7]  [6]  [5]  [4]  [3]  [2]  [1
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

(深見)

 いよいよ公式でも情報が公開されました。
 詳しくは下記のアドレスにて。

ガガガ文庫公式HPラインナップ


 表紙も、小さくですが公開。



 なんというか、かなりインパクトのある表紙なので、
 早く本屋に並んでいるところを見てみたいです……!



 さて、今回の作品のキーワードとなる武侠とは?
 ここで少し説明させていただきたい。

 いわゆる武侠小説の定義は曖昧で、
『三国志演義』や『水滸伝』もそうではないかという人もいる。 
 一般的には金庸や古龍の武侠小説が有名。
 しかし近年最も注目された武侠作品といえば、王度廬の作品『臥虎蔵龍』だろう。
『臥虎蔵龍』は、『グリーン・デスティニー』として映画化され、
 見事ハリウッドでアカデミー賞の栄冠を勝ち取った。


 武侠の「侠」は、任侠の「侠」。
「侠」とは、強気をくじき弱きを助ける気性のこととされる。
 要するに「正義」のことだ。
 武術をもって「侠」の精神を貫くものこそが武侠である。

 しかし、百人武侠がいれば百の正義が存在する。
 中国の武侠小説の登場人物には、ちょっとおかしいヤツが多い。
 武侠小説の源泉『水滸伝』の英雄黒旋風李逵(りき)は、短気で粗暴。すぐに人を殺し、女子供を巻き込んでも平気で、たまに敵を食べちゃったりもする。

 しかしそんなハチャメチャな黒旋風李逵、中国では『水滸伝』の登場人物の中でも一、二を争う絶大な人気を誇るという。
 それはなぜか?
 李逵はメチャクチャながらも、梁山泊の主・宋江には子供の様に純真な忠誠心を持っている。宋江のためになら死んでもいいと思っている。その純粋さこそが李逵にとっての正義──「侠」であり、それを貫く限り李逵は武侠なのだ。だからこそ、李逵は人気を博することができた。

 武侠とは、自分を貫くこと。
 そのための強さを身につけたものたちのこと。

『武林クロスロード』にも、数多くの武侠たちが登場する。
 彼女らの貫くべき「侠」とは何か。
 ぜひ、読者の皆様に見極めてほしい。
PR
*Trackback*
この記事にトラックバックする:
プロフィール

■深見真
小説家・漫画原作者・脚本家

■Rebis(れびす)
漫画家・イラストレイター





ギャラリー
武林4巻表紙ロゴなし

武林3表紙ロゴなし



武林表紙ロゴなし







ニスーラ























最新TB
バーコード
バナーはこちら

Copyright©ロード・トゥ・武林クロスロード All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog
Graphics by 中華素材*ASIAN SOZAI
Template by わらみ~
忍者ブログ [PR]