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ここが武林の分かれ道! ガガガ文庫より発売中の痛快武侠ノベル『武林クロスロード』シリーズ! その最新情報や制作裏話を、作者&イラストレイター自らが特設ブログでお送りいたします。女傑が振るうは万軍を制す刃、守るは華の如き美少女道士。暴虐の大地に炸裂する血と艶色の宴を、いざいざご覧あれ!!
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(Rebis)

『武林クロスロード』の重要なキーワードである「武侠」
作品中では、シュンライのように超人的な力と義侠心を合わせ持つ武術家のことを表しています。

しかし…
以前から武侠小説の世界に慣れ親しんでいた読者様なら分かります通り、『武林クロスロード』の「武侠」の定義は、いささか特殊で独自なものです。
様々な作品の武侠エッセンスを土台としつつ、そこに深見さん独自の個性と現代的・ビジュアル的アレンジが加えられた、武林世界ならではの定義・用法。
つまり同じ「武侠」という言葉でも、ガンダムとGガンダムくらい違うわけです。(多分)

もちろん、深見さんは適当に武侠小説をかじって『武林クロスロード』を書いたわけではありません!
彼の本棚には、銃器軍事格闘関係の本に混じって、武侠小説もギッチリと並んでいます。
これは自分の想像ですが、おそらくは1000摂取した栄養の中から10だけ搾り出す……それくらいの濃縮度で『武林クロスロード』は書かれています。


さて。


しかれどもこの小人Rebis、『武林』カバー折り返しのプロフィールにもありました通り、武侠小説は金庸先生の『笑傲江湖』しか読んでおりませんでした。
ご存じRebisの挿し絵はあまり従来の武侠小説とは関係ない、というか基本的に金庸先生に顔向けできない感じのものではあります、が!
それでも武侠小説をしっかりと学ぶことが、先人や武侠小説ファンの皆様への仁義というものではあるまいか。そしてそこから学んだことが、今後の『武林クロスロード』ビジュアル面で内功の如き地力になるのではあるまいか!

というわけで、最近は休憩時間は全て読書に振り向け、金庸先生の本を片っ端から読破しております。

ひとまず…
『射雕英雄伝』
『神雕剣侠(侠侶)』
『書剣恩仇録』
の3シリーズは読み終えて、ただいま『碧血剣』の1巻に入りました。
深見さんが一番好きだという『侠客行』は後の楽しみにとっておいてあります。


いやはや、しかしどれも面白い……
物語や戦闘シーンの良さはもちろんのこと、次々と魅力的な美少女が現れ、ツンデレあり純愛ありモテモテあり……で、敢えて乱暴に面白く言ってしまえば
むしろこれって中国版ラノベ!?
という感もなきにしもあらずです。

専用ブログで他の本をオススメするのもなんですが…
皆様も気が向かれましたら、『武林クロスロード』2巻発売までの間に、元祖武侠小説の重厚にして華麗な世界を味わってみてはいかがでしょうか?
『武林』に出てくる単語や雰囲気・言い回しに、ニヤリとすることが増えるかもしれませんよ~。

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(Rebis)
当ブログからもリンクを貼っておりますAmazonで、『武林クロスロード』が「在庫あと1点」→「4~5日中に発送」に変わりました。

もちろん各タイトルごとに入荷数は違うのでしょうが、一応『人類は衰退しました』に続くAmazon在庫切れ御礼ということで――
皆様がお買いあげ下さっていることが実感できて、とても嬉しいです。
ありがとうございますっ!!

各地の書店様などでの『武林クロスロード』売れ行き情報や目撃情報も、ネットや知人からボチボチ入ってくるようになりました。何か面白いことを発見されたら、web拍手などでお聞かせ下さいね!
(Rebis)
『武林クロスロード』お買いあげ下さった皆様、ありがとうございます!
web拍手の方も日々深見さんと拝見しております。
近いウチにまたレスなど書かせていただきますね!

というわけで今回の更新は――
前回に続きまして『武林クロスロード』武器特集!


リョウカとシュンライに迫る常勝無敗の女将軍・ヒュンラ。
キャラクターデザイン初稿では、彼女は金属製の鞭「九節鞭」を2つ同時に操るキャラクターとして描かれていました。
それだけでも、武功に優れた者が使えば恐ろしそうな武器ですが――

『武林クロスロード』完成稿で、深見さんは彼女に恐るべき武器を与えました。

その名は旋風血滴子



中華奇想武器の中でも最も残酷な「血滴子」、通称
空飛ぶギロチン
その血滴子に、使用者の内力・気功によって駆動する道術エンジンを搭載し、爆音と共に刃を回転させる、いわば――
空飛ぶチェインソーギロチン!
それがこの「旋風血滴子」なのです!

唸りを上げて飛来する旋風血滴子に触れたが最後、外功が鍛えられていない人間は爆散・即死すること必至。
シュンライのように強靱な肉体の武侠であっても、これほどの兵器に内力を込めて攻撃されたら、無事で済むとは思えません。


超巨大散弾銃槍 vs 空飛ぶチェインソーギロチン

シュンライとヒュンラの戦いで、戦場に乱れ咲く血肉の華!
その戦いの行方や如何に如何に――
そこは『武林クロスロード』の熱い本文でお確かめ下さい!
(Rebis)
さてさて!
『武林クロスロード』無事に発売後も続きます当ブログ、「ロード・トゥ・武林クロスロード」。
少しずつネットなどでも内容に関するお話が出ていることですし、これからは未読の読者様の楽しみを削がない程度に、作品の「みどころ」もご紹介していきたく思います!

というわけでその第一回は、『武林クロスロード』の力強きヒロイン・女傑シュンライが使う「武器」について。

シュンライほどの武侠でなければ使いこなせない特殊武器――
その名は神雷銅手火槍



全長二丈(約6メートル)の本体に、刃渡り一丈(約3メートル)の刀身。
その重さは実に1トン以上!

銅の筒の底に火薬を詰め、散弾を発射する火薬武器「銅手火槍」。
それをシュンライの武功と怪力に合わせて作り直した、超巨大兵器です!

これぞまさに、ブログ開設時より冒頭を飾っているフレーズ
「万軍を制す刃」

シュンライがこれほどの武器を以て挑む相手とは!?

そして最強の女将軍と呼ばれるヒュンラや、九石弩(きゅうせきど)を使いこなす太守ランガンらは、こんな凄まじい力を持つシュンライとどう戦うのか!?

『武林クロスロード』が常識破りなのは、ヒロイン達の色っぽさばかりではありません。
アクションとバトルにおいても、破天荒な楽しみが詰まっているのです――!!
(Rebis)
『武林クロスロード』著者コンビがお送りする特設ブログ「ロード・トゥ・武林クロスロード」も、この更新でいよいよ25回目。
発売日もあと少し、さて今日はどんな内容をお送りいたしましょうか、とネットをぶらついておりましたら…

ネット書店のビーケーワンで、もう即日配達が始まってるーっ!?
http://www.bk1.co.jp/product/2788904



凄い。どうしよう、買おうかな。落ち着け、俺はもう本持ってる!
という感じで、ちょっと慌ててしまいましたが…
いやはや、最近はネット書店でも早売りとかするのですねえ。
まさに江湖は生き馬の目を抜くが如し、時代の流れ恐るべしです!

沢山の書店様で本を取り扱っていただけるのは嬉しい限りなので、当ブログをご覧の読者様も、ご都合のよろしい経路で『武林クロスロード』ゲットしていただけると嬉しいですー!!
(深見)

 中国武術といえば、多彩な武器もその魅力の一つ。
 刀や槍といったオーソドックスなものから、
 一目見ただけでは使い方がさっぱりわからないオモシロ武器まで。
 そのバリエーションは異常なまでに豊富だ。
(それが実際に有効かどうかはまた別の話)

 オモシロ武器といえば、忘れてはいけない映画が、

『片腕カンフーVS空飛ぶギロチン』だろう。

 主人公・片腕ドラゴンを狙う凄腕の殺し屋。
 その殺し屋の武器は、
「帽子か提灯に鎖がついているだけ」
 にしか見えない。
 しかしその正体はまさしく空飛ぶギロチン!
 いとも簡単に人間の首を刈り取ってしまう!
 
 その武器の名前は正確には血滴子という。

 この武器は、ゆでたまご先生の、
『闘将(たたかえ)! ラーメンマン』
 にも登場したりしている


 武林クロスロード、挿絵担当のRebisさんは、
 あまりにこの空飛ぶギロチンが好きすぎて
 フィギュアを改造して再現するほどだ。

(著作権的に僕たちが使用できる限界の空飛ぶギロチンの画像)


 このように──
 武器の面白さは、カンフー作品にとっては肝といっても過言ではない。
 ギロチンの登場で、片腕カンフーは伝説となった。

 今回「中華風武侠ファンタジー」をやるにあたり、
 やはり、武器にはこだわっていきたかった。
 武侠は超人なので、超人に相応しい武器を……!

 結局、主人公レイ・シュンライがどんな武器を使うことになったのか……。

 その武器は、最初のカラーページに見開きで「どーん!」と書かれています。
(深見)

 漫画やライトノベルでは、よく「戦うヒロイン」が登場する。
 深見やRebisさんの大好物だ。

 だが……一つ気になることが。
 最近の「戦うヒロイン」は、体が細すぎる気がするのだ。

 銃や魔法を使うヒロインが細いのは納得できる。
 気になるのは、武術や刀剣を使う……
 接近戦主体という設定のヒロインの体が細いとき。

 もちろん、漫画もライトノベルも基本はエンターテイメント。
 必要以上にリアリティを気にする必要はない。
 しかし、全体を見渡したとき、
 手足が細すぎる「戦うヒロイン」があまりにも多いのは由々しき問題ではないか。

 実際の女性格闘家や女子スポーツ選手を見てみると、
 やはりいい選手は体格がしっかりしている。筋肉がついている。

 かつてカプコン格闘ゲームのヒロインがそうだったように……!
「戦える体の、戦うヒロイン」
 には一種独特の魅力がある。
 そんなヒロインの数が増えれば、個人的にも嬉しい。


『武林クロスロード』に登場するキャラクターを描写する際、
 深見はそんなことを考えておりました。
(深見)
「深見先生が最もすごいと思う香港映画のバトルを教えてください!」

 という、WEB拍手でのコメントがあったので、
 それにお答えしようかと思います。

 しかし……「どれか一つ」というのを決めるのは難しい!
「すごい!」と思ったものをいくつか紹介することにします。


 勝負一本目。
 まずは、尊敬するツイ・ハーク監督作品『刀』より。
 主人公ウィン・ツァオと悪役ション・シンシンのラストバトル。

 ウィン・ツァオは物語の途中で罠にかかり片腕を失うが、
 その後腕一本でも戦える独自の剣法を編み出し、
 父の仇であるション・シンシンと戦う。
 ウィン・ツァオの「片腕剣法」が凄まじい力作。
 主人公が使う、鎖つきの短刀の動きが本当にやばい。かっこいい。
 このスタッフなら『無限の住人』を実写で完全再現も可能だろう


 勝負二本目。
 アン・リー監督作品『グリーン・デスティニー』より。
 ミシェール・ヨーVSチャン・ツィイー。
 この映画の主人公はチョウ・ユンファなのだが。
 ことカンフーシーンに限れば彼に見せ場はない。
『グリーン・デスティニー』の素晴らしいアクションは、
 ほとんどがヒロインによって演じられている。
 やはり、ミシェール・ヨーはアクション映画のベテランだけあって本当に上手い。
 チャン・ツィイーに本格的な武術の経験はないが、
 幼い頃からダンスをやっていたので基礎身体能力が高く、
 ミシェール・ヨーに負けないアクションを披露している。

 劇中、ミシェールが様々な武器を使いこなすシーンが最大の見所。
 剣や刀、槍や硬鞭(こうべん)と、次々と武器を変えていき、
「双鈎(そうこう)」なんていうマイナーな武器も登場。
 そのシーンがあまりにも完成度が高かったので、
 最初は武林クロスロードにも双鈎が登場する予定でした。
(結局やめましたが)


 勝負三本目。
 ドニー・イェンの『SPL 狼よ静かに死ね』より。
 主人公ドニーVS期待の若手ウー・ジンのバトル。
 今、世界一のファイトシーンを作るのがドニー・イェン。
 ウー・ジンの武器はナイフ。ドニーの武器は警棒。
 とにかくめちゃくちゃ二人の技が速いので、
 何か早回しでもかかっているのかと思っていたら、
 メイキングを見たら単純に速かった!
 ドニーはブルース・リーに憧れているので、
 映画の中でもスパイス程度に実戦の気配を混ぜていて、
 それがまたいい具合に立ち回りを引き締める。


 勝負四本目。
 またもやツイ・ハーク作品より。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズより。
 第二作、『天地大乱』のクライマックスシーン。
 ジェット・リーVSドニー・イェン!
 深見の人生を変えた立ち回り。
 あまりにも凄くて鳥肌が立った。
 ドニーが使う「布の槍」の描写がすごい!
 でも、言葉では伝わらない! もどかしい!
 とにかくもう見るしかない一作。


『武林クロスロード』のブログなので、
 特に「武侠度数」が高い立ち回りをチョイスしたつもりです。
 しかしまだ全然書き足りないので、いつかまたやります。
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プロフィール

■深見真
小説家・漫画原作者・脚本家

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