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ここが武林の分かれ道! ガガガ文庫より発売中の痛快武侠ノベル『武林クロスロード』シリーズ! その最新情報や制作裏話を、作者&イラストレイター自らが特設ブログでお送りいたします。女傑が振るうは万軍を制す刃、守るは華の如き美少女道士。暴虐の大地に炸裂する血と艶色の宴を、いざいざご覧あれ!!
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(深見)
「深見先生が最もすごいと思う香港映画のバトルを教えてください!」

 という、WEB拍手でのコメントがあったので、
 それにお答えしようかと思います。

 しかし……「どれか一つ」というのを決めるのは難しい!
「すごい!」と思ったものをいくつか紹介することにします。


 勝負一本目。
 まずは、尊敬するツイ・ハーク監督作品『刀』より。
 主人公ウィン・ツァオと悪役ション・シンシンのラストバトル。

 ウィン・ツァオは物語の途中で罠にかかり片腕を失うが、
 その後腕一本でも戦える独自の剣法を編み出し、
 父の仇であるション・シンシンと戦う。
 ウィン・ツァオの「片腕剣法」が凄まじい力作。
 主人公が使う、鎖つきの短刀の動きが本当にやばい。かっこいい。
 このスタッフなら『無限の住人』を実写で完全再現も可能だろう


 勝負二本目。
 アン・リー監督作品『グリーン・デスティニー』より。
 ミシェール・ヨーVSチャン・ツィイー。
 この映画の主人公はチョウ・ユンファなのだが。
 ことカンフーシーンに限れば彼に見せ場はない。
『グリーン・デスティニー』の素晴らしいアクションは、
 ほとんどがヒロインによって演じられている。
 やはり、ミシェール・ヨーはアクション映画のベテランだけあって本当に上手い。
 チャン・ツィイーに本格的な武術の経験はないが、
 幼い頃からダンスをやっていたので基礎身体能力が高く、
 ミシェール・ヨーに負けないアクションを披露している。

 劇中、ミシェールが様々な武器を使いこなすシーンが最大の見所。
 剣や刀、槍や硬鞭(こうべん)と、次々と武器を変えていき、
「双鈎(そうこう)」なんていうマイナーな武器も登場。
 そのシーンがあまりにも完成度が高かったので、
 最初は武林クロスロードにも双鈎が登場する予定でした。
(結局やめましたが)


 勝負三本目。
 ドニー・イェンの『SPL 狼よ静かに死ね』より。
 主人公ドニーVS期待の若手ウー・ジンのバトル。
 今、世界一のファイトシーンを作るのがドニー・イェン。
 ウー・ジンの武器はナイフ。ドニーの武器は警棒。
 とにかくめちゃくちゃ二人の技が速いので、
 何か早回しでもかかっているのかと思っていたら、
 メイキングを見たら単純に速かった!
 ドニーはブルース・リーに憧れているので、
 映画の中でもスパイス程度に実戦の気配を混ぜていて、
 それがまたいい具合に立ち回りを引き締める。


 勝負四本目。
 またもやツイ・ハーク作品より。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズより。
 第二作、『天地大乱』のクライマックスシーン。
 ジェット・リーVSドニー・イェン!
 深見の人生を変えた立ち回り。
 あまりにも凄くて鳥肌が立った。
 ドニーが使う「布の槍」の描写がすごい!
 でも、言葉では伝わらない! もどかしい!
 とにかくもう見るしかない一作。


『武林クロスロード』のブログなので、
 特に「武侠度数」が高い立ち回りをチョイスしたつもりです。
 しかしまだ全然書き足りないので、いつかまたやります。
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■深見真
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